残置物撤去の費用なしで空き家はそのまま売却できる

更新日: 2026年1月4日 任意売却

空き家に残置物があっても、撤去費用をかけずにそのまま買取で売却することは可能です。

なぜなら、不動産の中には「残置物あり」を前提として物件を買い取る専門業者が存在するからです。こうした業者は、家具や家電の処分、場合によっては解体までを含めて物件価値を判断するため、売主が事前にお金をかけて片付ける必要がありません。そのため、「残置物撤去の費用が払えない」「何から手をつけていいか分からない」という方でも、売却を進めやすいのです。

たとえば、相続した空き家に家具や生活用品がそのまま残っていても、買取業者に相談すれば現状のままで査定してもらえます。処分費用が数十万円かかるケースでも、その負担をせずに売却できるため、金銭的・精神的な負担を大きく減らせます。

つまり、残置物撤去にお金をかけられない場合は、無理に片付けず「費用なしで買取できる方法」を選ぶことが大切です。

残置物撤去費用なしで空き家を売却できるのか?結論と全体像

空き家を売却したいと思ったとき、多くの方が最初につまずくのが「残置物どうする問題」です。

家具や家電、生活用品がそのまま残っていると、「処分しないと売れないのでは?」「処分費用が高そう…」と不安になりますよね。

結論からお伝えすると、残置物撤去の費用をかけずに空き家を売却することは可能です。ただし、そのためには正しい売却方法を知っておく必要があります。

一般の個人買主ではなく、不動産買取業者や訳あり物件専門業者を選べば、残置物があっても費用なしで売却できます。これらの業者は「現状渡し」を前提に物件を評価します。

売却方法 特徴 おすすめのケース
一般の個人買主への売却(仲介) 室内が空の状態での引き渡しが前提となることが多く、残置物があると内覧時の印象が悪くなりやすいです。
そのため、購入希望者から敬遠される傾向があります。
家具や家電などの残置物を事前に処分でき、少しでも高い査定額で売却したい方に向いています。
専門の不動産買取業者への売却 残置物が多く残っている状態でも現状のまま買い取りが可能で、
売却までのスピードが早く、短期間で現金化しやすい点が特徴です。
残置物の処分が難しい方や、時間をかけずに早く空き家を手放したい方におすすめです。
訳あり物件対応業者への売却 残置物だけでなく、老朽化や法的制限などの問題を含む物件でも、
建物や荷物をそのままの状態で取り扱ってもらえるケースが多いです。
相続・空き家放置・再建築不可など、特殊な事情があり、
手間をかけずにスムーズに売却したい方に向いています。

つまり、「先にお金を払う」のではなく、「売却価格の中で調整する」考え方です。これは専門家しか知らない不動産取引の実務的な仕組みで、知っているかどうかで結果が大きく変わります。

不動産買取マスターが残置物ありで買取した事例

空き家の残置物とは?売却時に問題になる理由

「そもそも残置物って何?」と疑問に思う方も多いはずです。残置物とは、単なるゴミではありません。

不動産取引においては、扱いを間違えるとトラブルになる重要な要素です。この章では、残置物の基本と、なぜ売却時に問題になるのかを解説します。

残置物の定義と具体例(家具・家電・生活用品など)

残置物とは、建物の引き渡し時点で室内に残っている売主の所有物を指します。法律的には「動産」に分類され、不動産とは別物です。

分類 主な残置物の例 売却時に問題になりやすいポイント
大型家具類 タンス、ベッド、ソファ、食器棚、本棚、テレビボード、ダイニングテーブル、椅子、学習机、ドレッサー サイズが大きく搬出が大変なため、処分費用が高くなりやすく、
内覧時に室内が狭く見えて印象が悪くなりがちです。
家電製品 冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ、電子レンジ、炊飯器、掃除機、扇風機、照明器具 年式が古いとリサイクル対象となり、家電リサイクル法により
処分費用や運搬手配が必要になる点がネックになります。
生活用品・日用品 衣類、布団、毛布、カーテン、食器、調理器具、洗剤、雑貨、文房具、日用品ストック 点数が多く仕分けに時間がかかり、
「片付けが大変そう」という心理的なマイナス評価につながりやすいです。
書類・紙類 契約書、請求書、保険関係書類、取扱説明書、写真アルバム、手紙、はがき 個人情報が含まれるため、処分方法に注意が必要で、
買主側が扱いに困るケースが多くなります。
仏壇・祭祀用品 仏壇、位牌、遺影、神棚、供養品、仏具一式 宗教的・心理的配慮が必要なため、
一般の買主から敬遠されやすく、トラブルの原因になりやすいです。
屋外・倉庫内の残置物 自転車、物置、園芸用品、植木鉢、工具、脚立、タイヤ、農機具 見落とされやすいものの、撤去対象になることが多く、
引き渡し後のトラブルにつながりやすい点に注意が必要です。

たとえるなら、家は「箱」、残置物は「中身」です。箱だけ売りたいのに、中身が詰まったままだと次の人は困ってしまいます。そのため、扱いが重要になるのです。

なぜ残置物があると一般的な売却が難しくなるのか

一般の買主は「すぐ住める家」を求めています。そのため、残置物があるとマイナス評価になりやすいです。

これはスーパーで商品を選ぶ感覚に似ています。ぐちゃぐちゃの箱の商品より、きれいに並んだ商品の方が選ばれますよね。

不動産も同じで、第一印象がとても大切なのです。

残置物撤去をしなくても売却できる仕組み

「片付けないと売れない」という思い込みは、実は半分間違いです。

不動産業界には、片付けを前提としない売却方法があります。この章では、その仕組みを分かりやすく説明します。

現状渡しで売却するという考え方

現状渡しとは、現在の状態のまま物件を引き渡す契約方法です。残置物があることを前提に売買契約を結びます。

専門用語でいうと「契約不適合責任の範囲を限定する」取引です。

これにより、売主の精神的負担も大きく減ります。

残置物込みで価値を判断する買取の仕組み

買取業者は、残置物を「マイナス要素」ではなく「コスト」として計算します。

  • 処分費用を見込んだ価格設定
  • 再販や解体を前提に評価
  • スピード重視の取引

たとえるなら、修理が必要な中古ゲーム機を安く買って直して売る感覚です。

一般の買主とは視点がまったく違うのです。

残置物撤去費用がかからない売却方法① 不動産買取業者

もっとも現実的で利用者が多い方法が、不動産買取業者への売却です。

買取業者は再販を目的としているため、残置物があっても問題ありません。

  • 自社で処分ルートを持っている
  • 解体業者・遺品整理業者と提携
  • まとめてコスト管理が可能

これは個人ではできない「業者ネットワーク」の強みです。

撤去費用は「無料」ではなく、「売却価格に含まれている」と考えるのが正解です。

安さだけで選ばず、説明が丁寧な業者を選ぶことが失敗しないコツです。

残置物撤去費用がかからない売却方法② 訳あり物件専門業者

残置物が多い、建物が古い場合は、訳あり物件専門業者が力を発揮します。

訳あり物件とは、一般市場で売りにくい物件のことです。

  • 残置物が大量にある
  • 長期間放置された空き家
  • 心理的瑕疵や法的制限がある

「普通に売れない=価値がない」ではありません。視点を変えれば需要はあります。

専門業者は、土地活用や投資視点で物件を見ます。

一般の人には難しい判断も、専門家なら可能なのです。

残置物撤去費用がかからない売却方法③ 解体・処分込みの買取

最後は、解体や処分まで含めて任せる方法です。老朽化が進んだ空き家では、解体前提の買取もあります。

体力的・精神的に不安な方には特におすすめです。

処分費用が高いほど、買取価格は下がります。

  • 費用と価格は表裏一体
  • 見積もりの内訳確認が重要
  • 複数社比較が有効

納得できる説明をしてくれる業者を選びましょう。

残置物を撤去した方がよいケースとの比較

一般の買主に高く売りたい場合

時間があるなら、撤去してからの売却も選択肢です。

  • 見た目の印象が良くなる
  • 競争が生まれやすい
  • 価格交渉が有利

「手間とお金をかけて高く売る」考え方です。

時間と費用に余裕がある場合の選択肢

自力処分や業者依頼で整理する方法もあります。

  • 自治体の粗大ごみ回収
  • 遺品整理業者の活用
  • リサイクルショップ利用

どちらが自分に合うか、冷静に考えることが大切です。

まとめ

残置物撤去の費用をかけずに空き家を売却することは、正しい方法を選べば十分に可能です。

大切なのは、「知らないまま無理をしないこと」です。専門家に相談し、自分に合った売却方法を選ぶことで、空き家の悩みは必ず軽くなります。

一人で抱え込まず、まずは相談から始めてみてください。

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